芙二三枝子ダンス・アーカイヴ

日本の現代舞踊を牽引した舞踊家、芙二三枝子(1923〜2018)の作品に関する、映像、写真、舞台衣装、著書などの資料を保管し、芙二三枝子の舞踊を研究し、また作品を舞台で上演します。

故・芙二三枝子経歴

1955 年 東京目白に芙二三枝子舞踊研究所(現 HIKARI BABA DANCE COMPANY Studio F)を設立、芙二三枝子舞踊団を主宰。以来、独自のトレーニングを開発し、舞踊家を育て、意欲的に創作活動を行い国内及び米国、英国、中国、インドで公演。国内では日生劇場、アートスフィア、東京芸術劇場等で芙二三枝子現代舞踊公演を行う。代表作に「土面」(ʼ72)「巨木」(ʼ74)「⻘坐」(ʻ76)「異郷人」(ʼ61)「駆込」(ʼ62)等がある。70年代より研究を開始した「感覚を目覚めさせるエクササイズ」が、東京福祉専門学校で、ダンスセラピーとして必修科目に取り入れられ、講師に就任。以後、ダンスセラピーの講座を国内各地及びスイス、米国、中国で開催。また「目白三人の会」として、日本舞踊の花柳千代、バレエの小林紀子と共に、舞踊を多くの一般の地域の人たちに観てもらおうという趣旨で、としま未来文化財団主催の公演活動を行ってきた。著書に、「芙二三枝子のダンスセラピー」、「太陽風」等がある。日本ダンスセラピー協会名誉会⻑、現代舞踊協会相談役、舞踊学会名誉会員を務めた。

受賞歴

1961~72 年

文化庁芸術祭賞6回受賞

1976 年

ニムラ舞踊賞受賞

1983 年

舞踊芸術賞受賞

1984 年

紫綬褒章授章

1994 年

勲四等宝冠章授章

1994 年

勲四等宝冠章授章

1999 年

江口隆哉賞受賞

巨木

土面